2014/08/28

あかちゃん絵本について

谷川俊太郎さんの言葉から。たしかに、あかちゃん絵本の面白さは、子どもから教えてもらったな。にしても、その絵本を作れる谷川さん達は、ほんとすごい。

「本って、なんとなく大事にとっておくものだと思いがちだけれど、あかちゃん絵本に関しては、食べものと同じように考えたほうがいいと思うんですね。破ったりなめたりしてもいい消費財として考えたほうがいい。食べてみたらおいしかった、みたいな本ができたら最高ですよね。あかちゃんと絵本を読む大人は、教育なんていうスケベごころは捨てたほうがいい。あかちゃんというのは、生きていくことがおもしろくてたまらない存在です。一緒にいると大人も、失ってしまった「生きるよろこび」を回復できる、、、そんな気持ちで一緒に読んでほしいですね」
(クレヨンハウス絵本town)

2014/08/19

美術館での楽しみ方

以前、ラジオで聴いた、ある人の子どもの頃のお話(安野光雅さんか安藤忠雄さんだったんだけど忘れちゃった)。内容はうろ覚えだけど、さっきふと思い出して、やっぱりいい話だなぁと思ったので、うろ覚えのうちにメモ。

「僕は、昔から美術館が好きでね。なぜ好きになったか・・・母のおかげかな、と思う。母は僕に対して何かを教えようとする人じゃなかった。考えさせてくれる人だった。たとえば、美術館へ行くと、母は言うんです。「この美術館のなかで、あなたが欲しいと思う絵を、みつけてごらん。その絵を一枚だけ、お母さんが買ってあげるね」って。買うといっても、ポストカードなんですけど。しかもポストカードがない場合もあるんですけど笑。でも、気に入った絵を一枚、選んでいいだなんて、楽しいじゃないですか。だから、僕はじっくり見るんです。どの絵を僕の、僕だけの絵にしようかなって。あの時間、楽しかったな~。」

みたいな話。なんかいろいろと、とてもいいな、楽しいなと思った。