2015/09/01

親業

親業の生みの親であるトマス・ゴードン博士の言葉。

「親は非難されるが訓練はうけていない。何百万という新しい父親や母親が毎年生まれ、人間の仕事のなかでもいちばんむずかしい仕事につく。(中略)これほど困難で、能力や努力を必要とする仕事がほかにあるだろうか。しかも、そのための特別な訓練を受けた親が何人いるだろう」

2015/02/12

子連れのお出掛けにオススメの玩具

















簡易版 フィンガーペイント


昨日は絵描きDAYだった。
前回、筆でかくより指のほうが楽しそうだったので、
今回は筆を使わずにフィンガーペイントにしてみた。

なんの絵?って聞いたら、
「めっきらもっきらの絵」。
好きな絵本、『めっきらもっきら どおんどん』の妖怪の世界を描いたらしい。


こんな風にアウトプットするんだ~、となんか感動。
しかも音楽かけてノリノリ。いっちょまえにCDもご指定で、
こういうときはJack JohnsonのCurious Georgeが楽しいらしい。


おさるのジョージのように壁やドアにペタペタしたとき、
黄色い帽子のおじさんみたいに「本当に天才だな〜、ジョージ!」とか言える広い心が欲しい。

かった絵の具は
サクラクレパス 絵具 マット水彩12色 MW12PF ポリチューブ入り https://www.amazon.co.jp/dp/B0016GIS60/ref=cm_sw_r_awd_hB-2ub1J2Q0RY


発色も伸びもけっこう良くて、
画用紙に直接ブチュウってしても、
少し水をつけた指先で伸ばすと、
絵の具が綺麗に伸びた。
色を重ねるのも楽しくて、娘も夢中。
でも娘が好きな赤や青はすぐになくなっちゃったので、
次回はフィンガーペイント用の大きなやつ買おうかなと思う。

これとか↓
Pebeo フィンガーペイント紙用 NO.11 レッド225ml https://www.amazon.co.jp/dp/B00LMPT65M/ref=cm_sw_r_awd_bG-2ub0F8WH7R


次回は業務用シートをば〜んって敷いて、
絵の具(赤青黄色の3色でいいかもな)もどど〜んって用意して、
片付け気にせず好きなだけ描かせてあげたいなぁ〜。




まあ、片付け気にするのは私だけですがね!

とにかく、私も楽しかった!
またやりたーい!!


2015/02/05

『点子ちゃんとアントン』


ユニークで元気いっぱいの点子ちゃんと、
母親想いで勇敢なアントンの友情のお話。

自分の子どもが、こんな友情を育んでくれたらなぁ、
と願わずにはいられない。
それくらい、素敵な友情。

この小説は不思議なつくりになっていて、
各章の最後には、
ケストナーによる「立ち止まって考えたこと」という
面白いコーナーがあって、
ケストナーが本に書く事柄を立ち止まって考えている。
そしてそのコーナーで、
ケストナーは二人の友情を称え、彼らのようになって欲しいと、
この物語を読む少年少女に呼びかけている。

 ぼくは、みんなひとりひとりが、いい友だちにめぐまれるよう、願っている。そして、みんなひとりひとりが、友だちの知らないところで、その友だちのためにひと肌脱ぐめぐりあわせにめぐまれるよう、願っている。みんなには、ひとをしあわせにすることが、どんなにしあわせかを、知る人になってほしいのだ。


友情だけではない。
この物語がケストナーによって書かれた時代を考えると、
「どんな大人になって欲しいか」について、
彼の願いが込められた作品なのだということがわかる。
ケストナーは、あとがきでこう言っている。

 みんなは、エーミールやアントンのようになろうって、決心してくれたかな?エーミールやアントンが好きなら、この子たちのように、骨身をおしまない子になってくれるかな?きちんとした子になってくれるかな?勇敢で正直な子になってくれるかな?
 そうなったら、ぼくにはなによりもすばらしいごほうびだ。なぜなら、エーミールやアントンや、それからこの子たちに似たすべての子たちは、いつかきっと、世の中の役に立つおとなになるからだ。ぼくたちが必要とするようなおとなになるからだ。

自分の子どもに読んで欲しいと思う本ではあるけれど、
それよりもまず、私自身が折に触れて読み直したい。

子どもの頃のことを忘れてしまい、
大人の価値観を子どもに押し付ける大人。
忙しさにかまけて、
子どもの心をかまうことを忘れてしまっているう大人。
自分のエゴのために、
子どもの純粋さを利用する大人。

そんな大人に、なっていないか??


追記:
『点子ちゃんとアントン』を初めて知ったのは映画だった。
映画は小説の現代版という様相。
あと、私は母親なので、どうしても点子ママが気になってしまい、
小説のなかでは最後まで彼女に共感を持てなかった
ところが映画のなかでは点子ちゃんに心動かされて、
少し素敵ママになっている
(家を空け過ぎだった理由も描かれている)。
そのあたりが個人的にはストレスレス。
監督が女性だから、そこら辺を丁寧に解釈して描いてくれたのかな。
映画も小説と同じく、あったかほのぼのハッピーエンド。
後味の良い映画。
点子ちゃんの最後の台詞もいい。こちらも胸がいっぱいになる。
『ロッタちゃん』の映画の雰囲気が好きな人とか、
はまると思う。
とにかく私は小説と同じくらい映画も好きだなぁ。この作品。

2015/01/21

【メモ】脳を活性化する昔遊び

http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20141029.html

昔遊びが脳の司令塔とも言われる「前頭前野」という
領域の活性化に効果があるという話。

お手玉に関しては、
通常と逆回しをすると更に活性化するとのこと。
難しい技を練習しよー!
片手二つ投げとか。
わらべうたを謡いながら投げる「おさらい」とか。

片手二つ投げコツ:
http://www.ne.jp/asahi/kobe/otedama/link18/sub18.htm
http://www.ne.jp/asahi/kobe/otedama/

「おさらい」動画:
http://www.nihonwarabeuta.jp/dvd/mov05/index02.html

2015/01/20

東京おもちゃ美術館@四谷三丁目

きょうは娘と東京おもちゃ美術館へ。


気に入り過ぎたので当日券を切り替えてパスポート購入。
0歳から遊べる素敵すぎるスポット。
これまで一度も行ったことのなかった自分に疑問。
というわけで、とっても楽しかったのでレポートをば。


[スケジュール]
11:00 美術館到着(本当は開館の10時に来たかった・・・)
     グッドトイ展示室(触れる玩具が幾つもあった)
11:30  木育ひろば
12:30  近くのカフェ(ほとりカフェ)でランチ
13:00  おもちゃの森(木のぬくもりを感じられるおもちゃや遊具)
14:00  おもちゃ工房(無料で手作りおもちゃを作らせてもらった)
14:30  おもちゃのまちきいろ(ごっこ遊びに夢中)
15:00  おもちゃのまちあか(わらべうたの会に参加)
16:00  いつの間にか閉館!Shopに立ち寄り。

[ポイント]
1、週末はかなり混む上に小学生も多いので、
  乳幼児連れの方には平日がおすすめ。

2、昼時はすくので、早めにランチしとくといいかも。

3、館内は飲食不可だけどベンチでお水やお茶はOK。

4、当日中であれば再入場できるので、
   近くのお店でランチしよう。
   歩いて3分くらいの所に素敵カフェ発見(最後参照)

5、とにかく1日では足りないので、開館と同時に来るくらいで丁度いい。

6、16時閉館なので、「閉館まで遊びたい!!」を叶えても、
  特に支障ないのが嬉しい。

7、学芸員の方々の子どもへの接し方は、ものすごく勉強になる。プロ。

8、月一のわらべうたの会のクオリティーが高過ぎてリピート決定。

以上、ポイント。
以下、細かいレポートです~。


たくさん部屋があるのだけど、
どの部屋も木のおもちゃや手作りおもちゃが溢れており、
学芸員の方々が親切に遊び方を教えてくれる。
しかもワクワクしちゃう教え方(というか、誘い方)。

まずは0~2歳のための木育広場へ。


手作りの魚釣りのおもちゃ(磁石で釣れる)、
木製の汽車遊び、
もう無我夢中。
生後5か月くらいの子たちも楽しそうな空間だった。
木に囲まれた空間で、
お母さんやお父さんたちもリラックスムード。
少し混んでたけど、和やかで良い感じだった。



お次は、おもちゃの森。











目を輝かせて遊びまくり。

おうちにある「森のどうぶつみき」のマグネット版にも夢中。
積み木よりサイズが大きいのも気に入った理由みたい。
お話作って遊んでた。


木の玉の上にゴロリ。こちらもお気に入り。


ドールハウスまであった!!
ブレーメンの音楽隊の絵本と人形があって、
ごっこ遊びができた。


つづきまして、おもちゃのお部屋(きいろ)。

畑から大根を抜いて、洗って、「ママ、召し上がれ!」
まるかじり、いかせていただきますっ!



お店屋さんごっこ遊びもできて、
娘は私を椅子に座らせてプリンとコーヒーを用意してくれた。
レジもあったのでお会計もしました。笑


最後はおもちゃのお部屋(あか)で、
わらべうたの会に参加。

月一回おこなわれているとのことで、
たまたま出会えて本当にラッキーだった。
通常、火曜日にやってるそうだけど、
第○火曜日なのかは月によるのでHPでチェックが必要。

講師の田村先生の童歌と手遊びは実に軽快で、
子どもの様子を見ながら繰り出される遊び歌の数々に、
大人の私もワクワクしたし、感動した。
特にお手玉遊びと竹がえし遊び、楽しいっ!!!
思わずShopでお手玉を買ってしまった。
帰りの電車、30分くらいずっと二人でお手玉遊び。笑


帰宅して調べてみたら、
田村先生、なんと日本わらべうた協会の理事長さんだった!

すごかったなぁ。弟子入りしたい・・・・。
お手玉遊び歌は数パターン覚えたので、
これを軸に子どもとの遊びの幅も広がりそう。
2歳児にもできるお手玉遊びとして、
「ぺったらぺったん」は既に娘のお気に入り。
Youtubeで動画発見。


お手玉で遊んだ記憶が蘇ってきた~。わくわく!

そして、最後に素敵ランチ処「ほとりカフェ」を共有。


こちら、四谷三丁目駅から美術館に向かって大通りを歩き、
「四谷四丁目東」の信号で右折してしばらく歩くと左手にある。
(ちなみにそのまま歩いていくと右手に美術館)


お店に入ってすぐ、お水を出してくださったんだけど、
娘用の水がコップに半分以下で氷抜き。
なんて子どものことをわかっている店員さんなんだ!!!!と、
この時点で感動。
ランチは3メニューあったのだけど、
今日は「牛すじカレー」と「シフォンケーキ」をいただいた。
カレーは甘口と中辛の間くらいの辛味で、
娘もパクパク食べて、デザートにシフォンケーキをシェア。
私はコーヒー、娘はミルク(メニューにはないけど聞いたら出してくれた)。
合計1650円。カレーにはサラダが付いていて、800円だったかな。
カレーもシフォンも美味しかったので、また行きたい!
接客も好印象だった。娘もすぐに懐いた(人見知り)。
たしか11:30-14:00がランチタイム(月曜定休日)。
おもちゃ美術館行くたびに食べに行ってしまいそう・・・!












『ちょっとだけ』



子どもをぎゅ~~っと抱きしめたくなる絵本。

お姉ちゃんになったばかりのなっちゃんは、
赤ちゃんのお世話にいそがしいママを気遣って、
ひとりで色々と頑張る。
ぜんぶ上手くはいかないけれど、
それでも“ちょっとだけ”成功する。

でも、公園から帰ってきて、
ねむたくなってきたなっちゃんは、
ママにひとつだけお願いをする。

このときの、なっちゃんの言葉とお母さんの返事に、
胸に熱いものが込み上げてきてしまうママパパは、
きっとたくさんいるんだろうなぁ。

兄弟姉妹がいるいないに関わらず、
子どもと接しているすべての大人に読んでほしい絵本。
私も、折に触れて何度も読み返している。
2歳の娘も、読んで欲しがるので好きみたい。
買い物へ行って、私が重い荷物を持っていると、
洋服のはしを「ちょっとだけ」といって握ったりする。
そんなことをされるとその場で抱きしめたくなっちゃうんですけど、、、笑


2015/01/19

POP TO PLAY(DJECO社)

フランスのおもちゃメーカー、ジェコ社の立体パズル。



組み立て式のお城なので、
実際はパズルとして売り出してるわけではないのだけど、
組み立てがシンプルかつしっかりハメれるので楽しいみたい。


シンプルといっても、
ぜんぶで20ピースはある上に2階建てなので、
それなりに難しい。
娘は1歳半くらいから遊びはじめて、
一人で組み立てれるようになったのは2歳半くらい。

1歳半からいまに至るまで、
作ったお城にお人形を入れて遊ぶのが好き。
3-5cmくらいのお人形だとサイズ感良し。



そして収納がめっちゃコンパクトなのは、
ママにとって嬉しいポイント!
ティッシュと比べてもこれくらいのサイズに収納できる。


厚みも2cmくらい。ナイス。
収納し易くてケースも女の子〜って感じで可愛いので、
プレゼントにもオススメ!

2015/01/18

アングーラ(ネフ社)

これまた素敵積み木、アングーラ。


いろんなパターンを職場で教えてもらったので、
おうちで復習。

ダイナミックなバランスもの、
リグノやネフスピールと組み合わせたクリスマスツリー、
なぞなぞ生き物シリーズ、などなど。

やばい、楽しくって止まらない。

いつか自分で積み木ショーできるよう、
鍛錬あるのみ。
プロは手に積み木が馴染んでいるというか、
吸い付いてるんだよなぁ。
その域にいきたい。
想像するだけで、楽しい。

そして2歳の娘が寝起きに作ったカニ↓。
絶妙な安定感。尊敬。



『ナマケモノのいる森で』



2歳になりたての頃からの娘のお気に入り。

 さがしてみて。
 葉っぱのあいだや 木の根もと。
 その木のうえの こずえまで。
 森のあちこち、すみずみまで。

繰り返されるフレーズは、耳に心地よくて、何度でも読みたくなる。


絵本のすみずみまで見てみると、
こんなところにハリネズミが!
とかもあって楽しい。

ナマケモノを見つけては毎度嬉しそうな娘。


裏表紙に添えられた言葉。

 2000年から2010年のあいだに、
 1300万ヘクタールもの森が失われました。
 この破壊は、ナマケモノを含む、
 数多くの動物の生存をおびやかしています。

この美しい仕掛け絵本を読むたびに、
この事実を思う。
そして、まどさんの『ページ』という詩を思い出す。


 読んでいる人は 気がつきません
 でもページは めくられるときの
 わずかな風に
 一しゅん
 目をさまして 見るのです

 心の中の ふるさとの
 二どと かえれない林を
 風にそよぐ みどりの木々を
 「立つ」という形に かがやいている
 じぶんたちの すがたを (後略)


あー。
子どもがもう少し大きくなったら、
一緒に木を植えに行きたいな。
いますぐにでもできることとしては、
紙や本を大切にすることかな。
とくに絵本は、魂やどっちゃうくらい、
繰り返し読んでいきたいな。

などなどを思ったりしてしまう、
『ナマケモノのいる森で』。

にしても、paresseux=ナマケモノということで、
声に出して読んでいると、
「ナマケモノ」を連呼することになり、
そこがちょっと微笑ましいと感じてしまうのは、
私だけではないはず。

ネフスピール(ネフ社)



0歳から大人まで遊べる、美しい積み木。

遊び心を刺激しまくるネフ社の積み木のなかでも代表的なネフスピールは、リグノやアングーラと組み合わせても楽しい。



さまざまな積み重ね方ができて、写真みたいにカニ〜とかいって作ったりもできる。


うちの娘は0歳のときは横に並べたり、1歳のときは上に積み重ねたり、2歳になると大人でもおぉっと思うような器用な積み方をしたり。
下の写真は2歳のときにつくったクリスマスツリー。






私も一緒に遊んで楽しい積み木なので、あともう1セットくらいゲットして大きいものも作りたいな!


2014/08/28

あかちゃん絵本について

谷川俊太郎さんの言葉から。たしかに、あかちゃん絵本の面白さは、子どもから教えてもらったな。にしても、その絵本を作れる谷川さん達は、ほんとすごい。

「本って、なんとなく大事にとっておくものだと思いがちだけれど、あかちゃん絵本に関しては、食べものと同じように考えたほうがいいと思うんですね。破ったりなめたりしてもいい消費財として考えたほうがいい。食べてみたらおいしかった、みたいな本ができたら最高ですよね。あかちゃんと絵本を読む大人は、教育なんていうスケベごころは捨てたほうがいい。あかちゃんというのは、生きていくことがおもしろくてたまらない存在です。一緒にいると大人も、失ってしまった「生きるよろこび」を回復できる、、、そんな気持ちで一緒に読んでほしいですね」
(クレヨンハウス絵本town)

2014/08/19

美術館での楽しみ方

以前、ラジオで聴いた、ある人の子どもの頃のお話(安野光雅さんか安藤忠雄さんだったんだけど忘れちゃった)。内容はうろ覚えだけど、さっきふと思い出して、やっぱりいい話だなぁと思ったので、うろ覚えのうちにメモ。

「僕は、昔から美術館が好きでね。なぜ好きになったか・・・母のおかげかな、と思う。母は僕に対して何かを教えようとする人じゃなかった。考えさせてくれる人だった。たとえば、美術館へ行くと、母は言うんです。「この美術館のなかで、あなたが欲しいと思う絵を、みつけてごらん。その絵を一枚だけ、お母さんが買ってあげるね」って。買うといっても、ポストカードなんですけど。しかもポストカードがない場合もあるんですけど笑。でも、気に入った絵を一枚、選んでいいだなんて、楽しいじゃないですか。だから、僕はじっくり見るんです。どの絵を僕の、僕だけの絵にしようかなって。あの時間、楽しかったな~。」

みたいな話。なんかいろいろと、とてもいいな、楽しいなと思った。

2014/07/19

工藤直子さんの詩

こどものころにみた空は
                   工藤直子

ひとはみな
みえないポケットに
こどものころに みた 空の ひとひらを
ハンカチのように おりたたんで
入れているんじゃなかろうか

そして
あおむいて あくびして
目が ぱちくりしたときやなんかに
はらりと ハンカチが ひろがり

そこから
あの日の風や ひかりが
こぼれてくるんじゃなかろうか

「こどものじかん」というのは
「人間」のじかんを
はるかに 超えて ひろがっているようにおもう
生まれるまえからあって
死んだあとまで つづいているようにおもう



あいたくて

            工藤直子

 
あいたくて
だれかに あいたくて
なにかに あいたくて
生まれてきた──
そんな気がするのだけれど

それが だれなのか なになのか
あえるのは いつなのか──
おつかいの とちゅうで
迷ってしまった子どもみたい
とほうに くれている


それでも 手のなかに
みえないことづけを
にぎりしめているような気がするから
それを手わたさなくちゃ
だから

あいたくて



ねがいごと 

          たんぽぽはるか

あいたくて

あいたくて
あいたくて
あいたくて

 ・・・

きょうも
わたげを
とばします



おれはかまきり 

          かまきりりゅうじ

おう なつだぜ

おれは げんきだぜ
あまり ちかよるな
おれの こころも かまも
どきどきするほど
ひかってるぜ

おう あついぜ

おれは がんばるぜ
もえる ひをあびて
かまを ふりかざす すがた
わくわくするほど

きまってるぜ

2014/07/18

シェイクスピアの言葉

「雪が溶けるとき、白さは何処へ行くのだろう」

消えてなくなってしまっても、確かにあったんだよね、雪の眩しい白さって。ぜんぶなくなっても、残るものはある。

2014/07/09

『子どもへのまなざし』

ひさしぶりに『こどもへのまなざし』(育休中に母親がくれた本)を読み返して、おおおお~って思ったとこ、メモ。娘がなにを喜ぶのか、なにが嬉しいのか、もっと敏感でいたいなぁと思った。週末の過ごし方も、すこし見つめ直そう。

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保母さんから聞いたお話なのですが、休日のつぎの日に、「お休みのときなにをしていたの」と、子どもたちに話してもらうことがよくあるそうです。

すると、子どもたちは「ディズニーランドにいった」、「シーパラダイスにいった」、「デパートに買い物にいって、いいものを買ってもらった」などと口ぐちにいいます。

そのなかで、とても印象的だったのは、「きのうね、お母さんがつめを切ってくれたの」という子どもの話でした。お母さんのひざの上にだっこされながら、お母さんの肌のあたたかさを感じながら、つめを切ってもらった記憶が、とてもいいイメージで、その子どもの心に残ったのでしょうね。そういう言い方だったと保母さんはいっていました。

どこか遠くへ連れていかなくても、なにか特別なことをしなくても、子どもの心にとどく、親子のふれあいはできるのですね。子どもといっしょにいる時間を、たいせつにする気持ちがあれば、子どもにきっと伝わるのです。(p298)
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2014/07/07

中古購入した絵本に添えられた手紙

ブライアン・ワイルドスミスさんの『どうぶつ』という絵本を、Amazonで中古購入したら、素敵な手紙が添えられていた。

「この本は私が小さい頃、母に読み聞かせてもらったものです。私自身、絵本の整理をしていると当時を思い出し、懐かしく温かい気持ちになりました。そんな思い出の本をまた新たに読んでもらえることを、喜ばしく思います。」

個人ではなく、ネット書店さんから購入したので、綺麗な便箋に入った手書きの手紙に驚いた(店長さんなのかな?)。すごくジ〜ンとした。私もこの先、絵本棚の本たちを手放すことがあれば、こうやって、愛情込めて送り出してあげたいなぁと思った。あと、中古で買いたいなぁと思った絵本は、まずこの書店さんで探す。小さなネット書店でもリピーターというか、ファンってつくれるんだなぁと、勉強になった!

2014/06/26

『チリとチリリ』シリーズ


『チリとチリリ』シリーズ。
独身の頃から好きで、よく一人で読んでいたのだけれど、
最近娘のお気に入りになったようで、
毎夜、チリとチリリをごっそりと持ってきて読んでと言う(全6巻)。

わたしとしては、好きな絵本なので嬉しいのだけど、
それにしても、全6巻を日によっては2周とかするので、
他の絵本に辿り着かないという・・・。笑

とはいえ、ディテールまで丁寧に描きこまれていて、
文章もリズムよく、
まいかい楽しく読める。
木陰に鹿がいたり、地下の土の中にモグラがいたり、
そういった小さい部分を見つけて私も娘も喜んだりして。

見開きで描かれた色とりどりのページなんかは、
開くたびに、「うわぁ~綺麗」と感嘆。
わたしが好きなのは『まちのおはなし』。
糸屋さんや織物屋さんのシーンは、
(それらを好きというのもあって)ドキドキする。
このお店、入りたいなぁと思う。
娘がとくに好きなのは、
『ちかのおはなし』のお花いっぱいのシーン。
「ママはどのお花が好き?ゆいちゃんは、このお花」とか言ったりする。
あとは『ふゆのおはなし』の温泉のシーンがお気に入りみたい。

宝石箱のようなシーンが多くて思わず心のなかで抱きしめたくなるこちらのシリーズ、
チリとチリリの愛らしさもあいまって、とにかく大好きな作品。

http://www.ehonnavi.net/special.asp?n=163

2014/06/10

『どうか忘れないでください、子どものことを。』



たくさんの育児書を読んだ。「どうすれば理想的な子育てができるのか」。理想像も具体的には思い描けないまま、どんどん頭でっかちになっていった。

でも、この本に出会えて、憑き物が落ちた。この本の「はじめに」で佐々木先生がおっしゃっていることを、これからの信条にしていこう。そう決めました!


お母さん  お父さんへ

どうか忘れないでください。

子育てでなにより大切なのは、
「子どもが喜ぶこと」をしてあげることです。
そして、そのことを「自分自身の喜び」とすることです。

子どもは、かわいがられるからいい子になります。
かわいい子だから、かわいがるのではないのです。

いくら抱いても、いくらあまやかしてもいい。

たくさんの喜びと笑顔を親とともにした子どもは
やがて、人の悲しみをも知ることができるようになります。

誰とでも喜びと悲しみを分かち合える人に成長するでしょう。

これは人間が生きていくうえで、
もっとも大切な、そして素晴らしい力です。

佐々木正美


以下、他にも心にとどめておきたい文。

お母さんは「泣けば買ってもらえると思っているから泣くのだ」と思うかもしれないけれど、これは大きな違いです。その子には「泣かなくても買ってもらえた」という経験が少ないのです。おやつひとつでも、小さなおもちゃでも、「どれが欲しい?」「これがいい」と言って、それを買ってもらった経験がほとんどないのだと思います。
その子が泣くのは「このおもちゃがどうしても欲しい」からではありません。お母さんに自分の言うことをもっときいて欲しい、ということなのです。p28

「乳幼児期に泣いて訴えることに対し、何千回も繰り返し応えてもらう経験が、その子が大きくなったとき人間関係に喜びを見い出す力になる」(アメリカの乳幼児精神医学の専門家ブルース・ペリーの言葉)p36

泣いているときに放置されずできる限り適切に応じようとする人がいて、その頻度が多ければ多いほど、その子は人間関係の喜びを知ることができるようになる。p38

基本的なところですべて子どもの願いをかなえてやるのだ、という気持ちは、どんなしつけよりも子どもに届きやすいのです。〈中略〉小さなことでも、自分の願いをきいてくれた、希望をかなえてくれた、という経験の多さが大切なのです。〈中略〉親に願いと希望をかなえてもらった、いつも許してもらえた、という経験によって、ある段階で必ず大人の言うことも理解し、叱らなくても自分で判断して悪いことはやめる、ということができるようになります。p47

「大切にしてもらった」「大切にされている」経験が、自分自身を大切にしよいとする気持ちにもつながっていくのだろう、と考えられます。p76

必要なのはお金をかけることなどではなく、目と、手をかけてあげることです。p83

子どもが何を要求しているのか、じっと見てあげてください。〈中略〉子どもがなにをしてほしいのかわからない、というのなら、ちょっとしたコツわやお教えしましょう。子どもの好物がわかっていても、黙ってつくって出すのではなくて、「なにが食べたい?」「なにが好き?」と聞いてからつくってあげるといいと思います。子どもは、毎回「ハンバーグ」と言うかもしれない。「ええ?またハンバーグなの?」と言いながらでも、何度でも作ってあげればいいのです。p106

大切なのは「質問する」のではなく、耳を傾けることで、相手に自分から話させることです。p108

根本的なところに立ち戻ってみてください。親は、多少甘やかしすぎようが、かまいすぎだろうが、常に子どもを保護し、認めてやることかま一番の役割です。子どもを喜ばせること、それを自分の喜びにできれば、それがなにより大切で、それができているなら、しつけなんか二の次でいい、ということを思い出してみてください。p114

親が9割手伝って、最後の1割ができればほめてあげましょう。叱ることはとても簡単です。待つことはとても難しい。けれども、親は待つことが、叱ることより大事な仕事なのです。「何度でも言ってあげる」「できなかったら何度でも教えてあげる」のが親なのです。p115

相手がなにかをしてくれたら、「ありがとう」と口にすることです。なんどでもお礼を言ったほうがいい。子どもに「ありがとうは?!」とお母さんはよく叱り、しつけるけど、お母さん自身がいつも「ありがとう」と言うことが、なによりも大事なのです。p132

子どもにはまず小学校に上がるまでは、母性的なものをいっぱい与えてやってほしい。〈中略〉乳幼児期のお母さんは、ただやさしいだけでいい、と思います。あとの大切なことはみんなほかの人にまかせたらいいのです。お父さんひとりの家庭でも同じです。「自分ほど、この子にやさしくしてやれる人はいない」と思えるくらいに、子どもにやさしくしてあげて欲しい。しつけ、教育、訓練などをしてあげなくてはと思う必要なんかないのです。なぜかというと、子どもが一歩家を出たとたん、そこは父性的な社会だからです。家ですべてを受容してもらう経験をたくさんすることで、幼稚園、保育園という「社会」で、もう少し人間関係を広げることができる。p137

子どもがどんな生き方を選ぶのであれ、人間として社会で幸福に生きていく力をつけるために親ができるたったひとつのこと、そして一番大きいことが、常に許されてくつろげる「家庭」という場所を与えてあげることです。それが生きていくための力になる。いい子だからかわいがる、言うことをきくからやさしくするのではありません。子どもというのは、かわいがるから、言うことをきいてやるから、いい子に育つのです。p142





2014/06/07

『昨夜のカレー、明日のパン』



人を元気にしてくれるのは、旅行とか、パワースポットとか、そういうぶっ飛んだものじゃなくて、日々の当たり前のことなのかも。当たり前に感じている幸福なことが、たくさんあるんだよな。それを、味わってみること。気づくこと。鈍くなりたくないな、と思う。

と、この本を読み終わって、この文章を書きながら、そんなことを考えた。『昨夜のカレー、明日のパン』、すごくいいタイトル。こういう言葉、それにまつわる日常や思い出が、深呼吸をさせてくれるのかもな。この小説、肩肘張ってなくて、寄り添ってくれて、そっと背中を押してくれて、優しい。好きだなあ。深呼吸の必要を感じているとき、ぴったりだな。


パンの焼ける匂いは、これ以上ないほどの幸せの匂いだった。店員が包むパンの皮がパリンパリンと音をたてたのを聞いてテツコとギフは思わず微笑んだ。たった二斤のパンは、生きた猫を抱いた時のように温かく、二人はかわりばんこにパンを抱いて帰った。
悲しいのに、幸せな気持ちにもなれるのだと知ってから、テツコは、いろいろなことを受け入れやすくなったような気がする。p21

「いい名前だな、タカラ」
「いい名前ですか?」
「いい名前だよ」
そう言った後、黙って窓の外を見た。空を見ているようだった。そして、
「オレ、くたくたになるまで生きるわ」
と言った。
窓からの陽がお父さんの横顔を美しく照らしていて、フェルメールの絵画のようだった。静かで、でも揺るぎなくそこにいた。p60

「知りませんか?八木重吉」
テツコが知らないと言うと、詩人です、と言って、女の子は突然、暗唱し始めた。
   
   わたしみづからのなかでもいい
   わたしの外の  せかいでも  いい
   どこにか  「ほんとうに  美しいもの」は  ないのか
   それが  敵であつても  かまわない
   及びがたくても   よい
   ただ  在るといふことが  分かりさへすれば、
   ああ  ひさしくも  これを追ふにつかれたころ

夜の空に女の子の声が途切れて、しばらく二人は黙っていた。
「八木さんに言ってあげたかったなぁ。あるかもよって」
そう言って女の子は、歩き出した。
まだ、細い子供の足だった。p156