サラスチュワート(著)
デイビッド スモール(イラスト)
福本友美子(翻訳)
とても素敵な女の子の物語。
絵も可愛らしくて、
リディアが育てた花たちをみると、
心の中にも花が咲くみたい。
リディアの魅力は、
自分の好きなことで人を笑顔にしたいと、明るく頑張るところ。
秘密の場所を色とりどりの花で飾って
お世話になっている叔父さんを喜ばせようとする彼女は、
とてもチャーミング。
誰もが彼女に協力したくなるだろうし、
愛さずにはいられないだろうな。
この絵本を読んで、
単純なことに、ガーデニングをしたくなってしまった。
ちなみに、リディアが作った屋上庭園を堪能できる見開きのページは、
『こねこのぴっち』(ハンス・フイッシャー作)のお庭の場面に、
その幸福な色合いが似ている。
ぴっち好きの人なら、わーお、となること間違いなし、です。
うーん、原本も欲しい!
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パトリシア・ポラッコ:作・絵
香咲弥須子:訳
岩崎書店
すべての子どもには、
守り、信じ、励まし、愛してくれる大人が必要なんだ。
トリシャにとってのおばあちゃんやフォルカー先生のように。
読み終わった時、そう感じました。
この絵本は、素晴らしい絵本です。
すべての大人に読んで欲しいです。
特に、親や先生には、ぜひ。
そして、色々な障害やいじめに悩んでいる子どもたち、
いじめをしてしまっている子どもたちにも読んで欲しい。
わたしにとっても、気づきの多い、心に残る絵本でした。
最後、ついに本を読めるようになったトリシャが、
本と蜂蜜の瓶を抱きしめながら涙をぽろぽろこぼすシーンには、
胸が熱くなりました。
なんだか、本を読むことの素晴らしさを、
幼いトリシャから改めて教えてもらった気がします。
「ハチミツは あまーい。本も あまーい。
よめば よむほど あまくなる!」
世界中のすべての子どもたちが、
心からそう思える世の中になるよう、
わたしにもできることを少しずつやっていこうと思います。
まずは、我が子と楽しく絵本を読んでいこう!
本との楽しい思い出を、たくさん作っていけるよう、
わたしにできるサポートは、なんでもどんどんしていこう。
そしてわたしも、
守り、信じ、励まし、愛することができる大人になれるよう、
子どもの心と向き合って生きていこう。
わたしは思い込みの激しい人間だから難しいかもしれないけれど、
子どもの表情と心をしっかりと見る努力をしていこう。
おばあちゃんやフォルカー先生みたいな大人になろう。
D・ムラースコヴァー:文
関沢明子:訳
出木根育:絵
『ペンキや』で出久根さんの絵にほれ込み、
この絵本の表紙の美しさに心打たれて手に取りました。
一枚の美しい金色のかえでの葉(片方のふちがピンク色というオシャレさん)が、
遠く遠くへ行きたいと願い、
優しい少年や、ツバメに出会って、
畑や草原を飛んで川に流れて、
そしてだんだんと枯れ葉になって、
空の星を見上げて歌って、
最後はかえでを遠くへ飛ばしてくれた少年の焚き火の葉となります。
だれでも焚き火のそばでは幸せになるのです。
なぜかはわかりませんが、そうなのです。
ラストのこの言葉の意味を考えながら、
もう一度絵本を読み返してみて、
確かにそうだなぁとしみじみしてしまいました。
焚き火には、
枯葉や乾いた小枝を使います。
その一枚一枚、ひと枝ひと枝には、
焚き火をするその時まで、
それぞれの人生があったのです。
落ち葉になるまで、たくさんのものと出会い、
もしかしたら、この絵本の美しいかえでの葉のように、
風を感じ、空を見上げ、歌ったのかもしれません。
かえでの葉が言うように、
かつてはきれいな緑色だったり、きれいなつぼみだったのかもしれません。
そう思いながら焚き火を見つめると、
なんだか心まで暖かくなる気がします。
絵画のように美しい絵があるだけでなく、
詩のような言葉が一冊の本の中に広がっています。
ずっと手元において、飾って、何度でも読み返したくなる絵本です。