2014/02/16

『ブルッキーのひつじ』












だいすきって、こういうこと。たいせつにするって、こういうこと。

シンプルで愛嬌のある絵と、リズミカルで可愛らしい文が絶妙にマッチして、くりかえし読みたくなる絵本。まるで歌みたい。


そこでほんをよむのを おしえたが、
なにをよんでも
めえ めえ めえ

だけどやっぱり だいすきだった


とか、


だいすきだいすき かわいいこひつじ
みみのうしろを かいてやる

こひつじは いった
めえ めえ めえ
そうして ぴったりよりそった。


とか、
なんだか胸がいっぱいになって、泣きそうになる。

なんか、0歳の頃の娘との会話や散歩や抱っこを思い出す。
娘も、あー、とか、うー、とかばかりだったけど、
ああ、いま喜んでるんだなぁ、とか、
一緒に歌ってる!とか、
すごくよくわかった。

そのときの、なんとも言えない甘い幸福を、いつまでも忘れずにいたい。

忘れちゃいそうになったら、
またブルッキーのひつじを読もうかな。

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