2015/02/12

子連れのお出掛けにオススメの玩具

















簡易版 フィンガーペイント


昨日は絵描きDAYだった。
前回、筆でかくより指のほうが楽しそうだったので、
今回は筆を使わずにフィンガーペイントにしてみた。

なんの絵?って聞いたら、
「めっきらもっきらの絵」。
好きな絵本、『めっきらもっきら どおんどん』の妖怪の世界を描いたらしい。


こんな風にアウトプットするんだ~、となんか感動。
しかも音楽かけてノリノリ。いっちょまえにCDもご指定で、
こういうときはJack JohnsonのCurious Georgeが楽しいらしい。


おさるのジョージのように壁やドアにペタペタしたとき、
黄色い帽子のおじさんみたいに「本当に天才だな〜、ジョージ!」とか言える広い心が欲しい。

かった絵の具は
サクラクレパス 絵具 マット水彩12色 MW12PF ポリチューブ入り https://www.amazon.co.jp/dp/B0016GIS60/ref=cm_sw_r_awd_hB-2ub1J2Q0RY


発色も伸びもけっこう良くて、
画用紙に直接ブチュウってしても、
少し水をつけた指先で伸ばすと、
絵の具が綺麗に伸びた。
色を重ねるのも楽しくて、娘も夢中。
でも娘が好きな赤や青はすぐになくなっちゃったので、
次回はフィンガーペイント用の大きなやつ買おうかなと思う。

これとか↓
Pebeo フィンガーペイント紙用 NO.11 レッド225ml https://www.amazon.co.jp/dp/B00LMPT65M/ref=cm_sw_r_awd_bG-2ub0F8WH7R


次回は業務用シートをば〜んって敷いて、
絵の具(赤青黄色の3色でいいかもな)もどど〜んって用意して、
片付け気にせず好きなだけ描かせてあげたいなぁ〜。




まあ、片付け気にするのは私だけですがね!

とにかく、私も楽しかった!
またやりたーい!!


2015/02/05

『点子ちゃんとアントン』


ユニークで元気いっぱいの点子ちゃんと、
母親想いで勇敢なアントンの友情のお話。

自分の子どもが、こんな友情を育んでくれたらなぁ、
と願わずにはいられない。
それくらい、素敵な友情。

この小説は不思議なつくりになっていて、
各章の最後には、
ケストナーによる「立ち止まって考えたこと」という
面白いコーナーがあって、
ケストナーが本に書く事柄を立ち止まって考えている。
そしてそのコーナーで、
ケストナーは二人の友情を称え、彼らのようになって欲しいと、
この物語を読む少年少女に呼びかけている。

 ぼくは、みんなひとりひとりが、いい友だちにめぐまれるよう、願っている。そして、みんなひとりひとりが、友だちの知らないところで、その友だちのためにひと肌脱ぐめぐりあわせにめぐまれるよう、願っている。みんなには、ひとをしあわせにすることが、どんなにしあわせかを、知る人になってほしいのだ。


友情だけではない。
この物語がケストナーによって書かれた時代を考えると、
「どんな大人になって欲しいか」について、
彼の願いが込められた作品なのだということがわかる。
ケストナーは、あとがきでこう言っている。

 みんなは、エーミールやアントンのようになろうって、決心してくれたかな?エーミールやアントンが好きなら、この子たちのように、骨身をおしまない子になってくれるかな?きちんとした子になってくれるかな?勇敢で正直な子になってくれるかな?
 そうなったら、ぼくにはなによりもすばらしいごほうびだ。なぜなら、エーミールやアントンや、それからこの子たちに似たすべての子たちは、いつかきっと、世の中の役に立つおとなになるからだ。ぼくたちが必要とするようなおとなになるからだ。

自分の子どもに読んで欲しいと思う本ではあるけれど、
それよりもまず、私自身が折に触れて読み直したい。

子どもの頃のことを忘れてしまい、
大人の価値観を子どもに押し付ける大人。
忙しさにかまけて、
子どもの心をかまうことを忘れてしまっているう大人。
自分のエゴのために、
子どもの純粋さを利用する大人。

そんな大人に、なっていないか??


追記:
『点子ちゃんとアントン』を初めて知ったのは映画だった。
映画は小説の現代版という様相。
あと、私は母親なので、どうしても点子ママが気になってしまい、
小説のなかでは最後まで彼女に共感を持てなかった
ところが映画のなかでは点子ちゃんに心動かされて、
少し素敵ママになっている
(家を空け過ぎだった理由も描かれている)。
そのあたりが個人的にはストレスレス。
監督が女性だから、そこら辺を丁寧に解釈して描いてくれたのかな。
映画も小説と同じく、あったかほのぼのハッピーエンド。
後味の良い映画。
点子ちゃんの最後の台詞もいい。こちらも胸がいっぱいになる。
『ロッタちゃん』の映画の雰囲気が好きな人とか、
はまると思う。
とにかく私は小説と同じくらい映画も好きだなぁ。この作品。