『私の船長さん』
作・絵: M.B.ゴフスタイン
訳: 谷川 俊太郎
出版社: ジー・シー
ゴフスタインの描く、小さなロマンス。
私は木製の小さなお人形。窓枠にある漁船を見下ろすのが好き。なぜなら、そこにはきっと船長さんがいるから。船長さんは私に会いにきて、きっと結婚を申し込む。2人は楽しく食事する。彼が長い航海に出る間はおるすばん。おだやかな航海を祈りながら。私は、漁船をみるのがすき。なぜなら、彼がそこにいるとおもうから。。。
そんなお人形の物語が、シンプルで可愛らしい絵と、谷川俊太郎さんの日本語訳で語られている。
机の上の置物ひとつにも、小さな物語があるのかもしれない。そうだとしたら、とても素敵だな。この絵本を読むと、そんな考えがふとよぎる。折に触れて静かに読み返したい絵本。
0 件のコメント:
コメントを投稿