観て良かった。
母親としての覚悟が改まると同時に、
両親への感謝の気持ちがじわじわと込み上げてきた。
それはこの映画が、
おおかみおとこと人間の恋というファンタジーを描いているだけでなく(それを目的とせず)、
母親の成長、子どもたちの成長と自立、生きていくということ、
を描いているからだと思う。
ずーっと共感しまくりだった。
ストーリーも絵も音楽も、
こんなにも登場人物の心の揺れを繊細に表現できるものなのだなと感動。
とくに、最後、花が雨の旅立ち(大人としての成長)に気づき、
涙から笑顔に変わる瞬間には鳥肌が立った。
なんだか心の琴線がりーんっと鳴った感じ。
細井守監督すごい。
子どもは成長していく。
そして、母親の知らないところで、
自分の世界を見つけ、旅立っていく。
そのときに、「あなたならできる。しっかり生きて」と、
笑顔で見送ることができる母親に、
私もなりたい。
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