2013/07/04

『ありがとう、フォルカーせんせい』


パトリシア・ポラッコ:作・絵
香咲弥須子:訳
岩崎書店


すべての子どもには、

守り、信じ、励まし、愛してくれる大人が必要なんだ。

トリシャにとってのおばあちゃんやフォルカー先生のように。


読み終わった時、そう感じました。

この絵本は、素晴らしい絵本です。

すべての大人に読んで欲しいです。

特に、親や先生には、ぜひ。

そして、色々な障害やいじめに悩んでいる子どもたち、

いじめをしてしまっている子どもたちにも読んで欲しい。

わたしにとっても、気づきの多い、心に残る絵本でした。


最後、ついに本を読めるようになったトリシャが、

本と蜂蜜の瓶を抱きしめながら涙をぽろぽろこぼすシーンには、

胸が熱くなりました。

なんだか、本を読むことの素晴らしさを、

幼いトリシャから改めて教えてもらった気がします。


「ハチミツは あまーい。本も あまーい。
 
 よめば よむほど あまくなる!」 



世界中のすべての子どもたちが、

心からそう思える世の中になるよう、

わたしにもできることを少しずつやっていこうと思います。


まずは、我が子と楽しく絵本を読んでいこう!

本との楽しい思い出を、たくさん作っていけるよう、

わたしにできるサポートは、なんでもどんどんしていこう。

そしてわたしも、

守り、信じ、励まし、愛することができる大人になれるよう、

子どもの心と向き合って生きていこう。

わたしは思い込みの激しい人間だから難しいかもしれないけれど、

子どもの表情と心をしっかりと見る努力をしていこう。

おばあちゃんやフォルカー先生みたいな大人になろう。

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